11/8 Jenkins勉強会

はじめまして、味噌煮込みうどんです。

自己紹介は別の記事にして。。

今回は11/8に参加したJenkins勉強会についてレポート致します。

※Jenkinsとは、継続的インテグレーション(CI)ツールの一種です。

登壇者は、玉川さん、中村さん、そしてJenkinsの生みの親である川口さんでした。

玉川さん

玉川さんは株式会社SHIFTに所属しており、テスト自動化の女王と呼ばれています。

玉川さんが今年「初めての自動テスト」という本を翻訳されたそうなので、翻訳本についていろいろ語ってくれました。

この本はかの有名な「アジャイルサムライ」という本の著者が書いた本です。

初心者向けにWebの自動テストについて解説を行っております。

わたし自身もこの本を読みましたが、自動テストを行うエンジニア、テストエンジニアには必読書といっても過言ではないといってよいほど良書だと思いました。

本の内容としては、テストのピラミッドの話にはじまり、ピラミッドの各層の話、さらに発展的な話へと続いています。

結論としては、「開発者とテスターが役割分担と協調をしてテストを行っていく必要がある」ということでした。テストはテスターだけが行っていくのではなく、協調して品質改善に努めていくということが必要なのだと改めて実感しました。

中村さん

中村さんは今年8月末にサンフランシスコで行われたJenkins Worldについてお話しくださいました。

https://www.cloudbees.com/jenkinsworld

Jenkins Worldではトレーニング、セッション、International Programなどが行われていたそうです。内容としては、DevOpsのセッションが多く、CIにとどまらない広範囲な内容が多かったそうです。

また、中村さんは今年から設けられたJenkins Awardを受賞されたそうです。

Jenkinsユーザカンファレンスや日本のJenkinsユーザ会のとりまとめへの貢献が評価されたそうです。

全体の感想といたしましては、海外のカンファレンスとだけあって、スケールが大きく、非日常感があり、お金かかってるなーといった感じだったそうです。

各セッションの内容は日本と大差ないそうなので、来年はぜひ日本からの登壇者を募集しているとのことでした。

川口さん

Jenkinsの生みの親、川口さんはJenkins PipelineとBlueOceanについてお話しくださいました。

Jenkins PipelineはGroovyのスクリプトを書くことで可視化したビルドパイプラインを実現できます。デプロイにかかわるビルドからリリースまでの一連の流れを可視化することができます。

jenkins.io

BlueOceanはJenkinsのUXを一新し、コードをレポジトリから取り出してテストを実行し、成功したらデプロイをするといったパイプラインの設定を「Visual Pipeline Editor」によってビジュアルに設定することができます。

jenkins.io

Jenkinsはこのように便利なプラグインが追加されていますが、まだ5年前と同じような使い方をしている人が多く、どうやって使ってもらうかを川口さんは悩んでいるそうです。

今回、川口さんは3分クッキング方式でお話をしてくださいました。

パイプラインの設計について、個別→チーム全体→QA環境→本番環境と各段階についてどのように使用していくかをお話してくれました。

継続的デリバリの実現には開発者へのフィードバックがかかせず、パイプラインを使っていろいろやってみてほしいとのことでした。

LT

LT枠では3人の方がお話しくださいました。全体としては、JenkinsにはDockerを使う風潮があるのだなと感じました。

感想

初めてこのような勉強会に参加させていただきましたが、世の中の流れであったり、新しい技術を取り入れるには積極的に参加していこうと思いました。また、LTなどを募集している勉強会も多くありそうなので機会があれば発表できればと思います。まだまだ勉強が足りませんが、日々勉強していきます。